女のヒトってなかなか自分の容姿を客観視できないものじゃないですか?「もしかしてブスなのかも…」「あれ?最近ちょっと違う?」などという思いが一瞬よぎっても、毎朝鏡の前でメイクをしていると感覚が麻痺してくるんですよね。まあまあフツーかな、とつい思い込んでしまうんです。麻痺とは恐ろしいモノで寝不足でできたどす黒いクマであっても「なんかアンニュイじゃん」とか自分に都合のいい解釈をしてしまいがちです。
こと容姿に関しては誰もはっきりと指摘してはくれないので、何年も放置されっぱなしという不幸を生んでしまいます。私もその一人だったとは!少なくとも「フツー」のカテゴリーには入るのかな、と思い込んでいたのですが大きな間違いでした。全然フツーじゃなかったんです。その「気づき」はある日突然やってきました。自分で自分の寝顔を見てしまったんですね。もう「すげぇ」って感じでビックリしちゃったんです。これ誰?みたいな。まぁ私に間違いないんですけど…。「千と千尋の神隠し」で豚にされた千尋の両親の母親豚にソックリでした。以来、トラウマです。でも自分がフツーじゃなかったことを知らない方がよかったのかといえば、やはり知っていた方が絶対いいと思います。フツーじゃないって認識があれば謙虚でいられるじゃないですか?先に寝ちゃってホンットにゴメン!みたいな。そんなワケで今後は誰かといる時は先に寝ないように心がけたいと決意しました。ちなみに私の友人A子は熟睡中常に目が半開きになっているとかで、彼氏に「お前の寝顔こえぇよ」とフられたんだとか。寝顔がコワいとフられてしまうんですね。気をつけなければ。
関係ないけど私も子供の頃、ベッドへ入った後の暗闇で笑って(声なしで静止)5歳年下の妹を「お姉ちゃん、顔がコワイ!」とよく泣かせてたのを思い出しました。