独りすき焼きと深キョン

久々に稽古がなかったんで、行きつけのスーパーで高級肉を半額で買い込み「独りすき焼き」をやることにした。独りすき焼きとは文字通り、たった独りで自宅でやるすき焼き、のことだ。素材の高級感とマッチしない独居人の寂しさにグッとくる。知人にそんな話をすると「独りすき焼き?寂しー」とか言われちゃうんだけど、この寒々しさがオツなんですよね。コレを心から満喫できてこそ立派な独居人というワケで。

私なんか「独り焼き肉」とか「独り鍋」とかも楽しくってしょうがないもんね。で、私の場合独り○○には映画がつきものなんで、今日は見逃した深キョンの「下妻物語」をレンタルビデオ屋で借りてきた。そこの店長が世の中の流れってモンをまるで分かっちゃいないヒトで、深キョンが賞取りまくりで話題騒然だった下妻にもかかわらず、つい最近までたった1本しか置いてなかったのだ。DVD。セカチューなんか10本もあるのに。見かねて「あと3本は入れて下さいよー、下妻。いつ来ても貸し出し中だし、絶対足りないですよ、1本なんて」と抗議。久々に行ったらきっちり3本増えてた。その「きっちり言いなり」な感じに店長のやる気のなさを感じる。

私は深キョンが大好きなのだ。一時期「大丈夫?」ってほど太っちゃって心配だったけど最近保っててホッ。ま、ぽちゃってても可愛いんだけどね。見てるとものすごく癒やされるんです。キョンは。あのポワポワ具合が最高。演技力ゼロ、とか言う人いるけどじゃあ彼女のやってる役、他の誰がやる?って感じの存在感があるんだよねー。もちろん私は演技力ありありだと思ってるけど。

98年CX放送の「神様、もう少しだけ」っていう深キョンと金城武出演のドラマで、彼女はたった1回の援交でエイズになってしまう女子高生をアイドルだったにもかかわらず堂々と演じていて。全校集会みたいなシチュエーションでキョンが全校生徒の前で「私、○○が欲しくてウリやった…」って告白する場面は圧巻。

ちなみに、深キョンがエイズをもらってしまう、たった1度の援交の相手が、ものすごくキモいサラリーマンで、当時、いくらなんでも他に適当な役者いなかったのかナ?キモすぎてキョンが可哀想!と本気で立腹していた私。後から気づいたんだけど、その役をやっているのは当時無名だった宮藤官九郎なのでした。マジでキモいんで興味のある方は1度見て下さい。

役者の顔って自信がつくと変わるんだなぁ。あれがクドカンだもん。驚き。今も多少キモ入ってるけど。

慢性的な寝不足のせいか、せっかく借りた下妻の途中でうたた寝。起きたら2時まわってるじゃん!けど思ったより微妙かも。下妻。寝たのは寝不足のせいだけじゃなさそうだ。

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