■お悩み

椎名さん、こんにちは。今日はいかに相手を傷つけずに穴を指摘したらよいのかについてご相談したいと思います。

今、とても尊敬する方が私にはいるのですが、先日、とある会合でご一緒させて頂いた際に、その方の履いている靴下の丁度足の裏の部分に大きな穴が2個ずつ開いているのを発見してしまいました。様々な意味で素晴らしい方ですのに、両方の靴下に、2個ずつの穴、というのは、その方を心からリスペクトしてやまない私的にどうしても納得できないコトなのです。その会場がたまたま座敷だったから発覚したコトではありますが、その方は、少なくとも穴の開いていない靴下を履くべき立場の方だと思うのです。私はその穴を誰にも見られないように座布団で隠してあげたい気持ちで一杯になりました。会合の間中、その穴が悲しかったのです。その方を嫌な気持ちにさせるコトなく、穴の開いていない靴下を履いて頂くにはどうしたらよいでしょうか。ちなみに、その靴下は全体的にとても履き込んだ感じにテラテラと黒光りしていました。穴は自然摩耗によるモノと思われます。その方は新しい靴下が買えない程貧乏な方では決してありません。

神奈川県 某爆睡系劇団座付き作家 女性

■お答え

穴、というのはやっかいなモノですよね。そこから様々なモノがこぼれ落ちてしまう怖ろしさを含んでいます。

まず、早まらないで下さい。アナタがその尊敬する方を想うばかりに早まって穴を指摘すれば、最悪の場合相手から激怒され、二度と交流を持てなくなるばかりか、嫌われたり憎まれたりする可能性も多いにあります。じっくりと考えてみるのです。その方は穴に対してどのような見解を持っているのかをまずは探ってみて下さい。

①その方は穴を大変気に入っている。(風通しが良いから、等の使用感を優先している可能性)
②水虫など、足に問題を抱えているが為の工夫。
③その靴下はその方にとって大変思い出深いストーリーを持っており、その存在が溶けてなくなるまで履き続けなくてはならない、と、いうような、想いのもと、敢えて履き続けている、という可能性。
④その靴下は大変縁起の良いジンクスを持っており、「ここぞ」という会合の時には必ずその靴下で臨む、というようなゲン担ぎをしている可能性。
⑤ただ単に無精なだけ。
⑥貧乏に見えなくても実は大変お金に困っており、靴下を買えない可能性。

いかがですか?ざっとあげてもこのくらいの理由が考えられますよね?ここであげた可能性の場合、①、③、④、の理由だった場合は不用意な発言は慎まなければなりません。その方は「履きたくて履いている」のですから、その気持ちを尊重しなければなりませんね。いくらアナタが穴を見て悲しくとも、本人は大満足なのですから諦めるより他ないでしょう。

②だった場合はさりげなく水虫対応の靴下をプレゼントしてあげたら喜ばれるかと思います。

⑤の場合は本人が穴の存在に全く気づいてない可能性が高いので、まず、気づかせてあげるコトが重要です。「私、足の写真を撮るのが趣味なんです。撮っていいですか?(いいと言われて撮る体勢に)アレ?穴が開いてますよ!(笑)」という自然な流れで気づかせてあげて下さい。ハッとして、その日のウチに靴下売場へ走るでしょう。

⑥の場合は、配慮が必要です。たとえ正真正銘の貧乏であったとしても、キチンとした立場のある方な場合、新しい靴下を贈ろうとも、そう易々と受け取るハズはないからです。この場合は、アナタがお願いする形で受け取って頂くのがベストです。「父が靴下工場を経営してたんですが、新規事業を始める事になりまして、倉庫が靴下の在庫で一杯なんです。捨てるのも気が引けるんで、ご迷惑かもしれませんが、何足か受け取って頂けませんか?」という、あくまで、アナタがお願いする形を取って下さい。わざとらしくならないように自然にお願いするのですよ。

しかし、他人の穴で夜も眠れないなんて、アナタも相当神経質な方ですね。早くお悩みを解決し、熟睡できるコトをお祈りします。

たとえ①、③、④が理由でアナタにはその方の穴を解決出来なかったとしても、そこまでその方の穴を想うアナタのお気持ちは、いつか通じると思いますよ。頑張って下さい。

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